かりんとの日記

主に映画について、たまに戯言をダラリと書きます。

シングルマン

 こんばんわ、かりんとです。『ブラックマーケット』でしたっけ?バーゲンセールね。そのせいか、『この世界の片隅に』を観にイオンにあるTOHOシネマズに行こうとしたら、めちゃくちゃ人がいました。別にメリケン人の真似しなくてもいいじゃん。フツーに冬セールをやればいいんじゃね?

 あ、今日観た映画については、また今度書きます。近いウチに。 

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 確かitunesでレンタルして観た記憶が。トム・フォードの初監督作品です。ファッションデザイナーだっけ?めっちゃ高いスーツブランドの名前もそうだけど、ブランドの創始者なのかな?最近の007がこのスーツを着ていますね。

 あらすじは『亡き愛する者のもとへ旅立とうとする中年男性の最期の一日を感動的に描く。』という、美しい愛の物語みたいな。

評価:☆☆(五段階評価中)

 映画全体の見た目がオシャレというか。耽美という言葉が合うかな?ハデさは全然ないけど、映像も美しいし音楽もいいし、ホント雰囲気は良いの。その映画の雰囲気に、コリン・ファースがとてもよくはまっています。

 でもね、この『亡き愛する者』というのが男なんですよ。つまりゲイの物語です。ホモです。モーホーです。ちなみに監督のトム・フォードもゲイです。

 映画では肉体的な絡みは出てこないんですけどね。でも、若い男が出てきてはホモホモしいやり取りが何度も映されます。

 このコリン・ファースが演じる中年男性の教授には昔は恋人だった女性がいます。彼女と会うシーンがありますが、あのときと違って今のコリン・ファースはゲイ。彼女に「歳をとると、そうなっていくものだよ。」って言ってたけれど、そんなワケねーよ。そんなのアンタだけだって。しかも「女として不幸なら、女を捨てろ。」とか言ってるし。心のスキマを突いてゲイワールドに誘おうとします。迷惑なゲイです。

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 何でゲイのお話にしたんだろう?その必然性はあったのだろうか?そう思いながら最後まで観ていました。で、必然性はあったのかというと?うん、あるね。ネタバレになるから書きませんが、ゲイだからこそのストーリーです。良いと思います。

 でもやっぱり、ホモホモしい展開はキツイわ。しかも妙に艶かしいの。オレ自身、ホモホモしいシーンが全くダメってワケじゃないけど、この映画は生理的に苦手でした。よく全部観たよなぁ。

 平気な人は楽しめるかもしれないけど。オレは苦手なので低評価。視聴する前に予告を観たんだけど、気づかなかったよ。まぁ、いい映画だと思うから、興味がある方はどうぞ。