こんにちは、かりんとです。一昨日のブログに星をつけてくれた方々、ありがとうございます。
今日のお題の映画は『スポットライト 世紀のスクープ』です。2016年に公開された映画。ボストンの地元新聞社が、地元とその周辺地域で蔓延していたカトリック司祭による性的虐待事件に関する報道の顛末を題材にした映画です。
映画館で観ました。アカデミー賞の作品賞を取った作品です。監督は誰だっけ?マーク・ラファロが主役なのかな?マーク・ラファロって、名前は聞くけど出演している映画を観たことないかもしれません。とりあえず、アカデミー賞の作品賞だったから観ておこう、という流れで。
あ、マイケル・キートンもまた出ています。またアカデミー賞作品に出演していますね。あのタイトルがやたら長い映画も観たけれど、ちょっとよくわからなかったです。アカデミー賞に絡んでいるからといって、面白いとは限らないよね(´・ω・`)
あらすじは、ボストンで起こったカソリック神父が未成年を中心とした信者への性的虐待について、地元新聞社ボストン・グローブの『スポットライト』チームが追求していくお話です。これ、実話だそうで。
評価:☆☆☆(五段階評価中)
まぁ、面白かったですよ。ドキュメンタリーみたいな映画でした。アレだ、イーストウッド監督の『ハドソン川の奇跡』みたいな感じでした。良質なドキュメンタリーを観ているみたいな。
Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC
この映画、敵が出てこないです。明確に悪いヤツらはいるんですよ。でも、彼らが「悪役ですよ(・ω・)ノ」「悪役のボスですよ(・ω・)ノ」とわかりやすく出てくるのではなく。性的虐待をした神父がほんのちょこっとだけ出てきたぐらいだったかな?
大きなスキャンダルなため、新聞社内でも記事にするしないのやり取りがでてきます。でも、そんなに揉め事にはならなかったり。よくある新聞社内部の裏切り者とか内通者も出てこないし。
そう、ドラマティックな展開があまりないのです。こんな感じで物語が淡々と進むので、観ていて結構眠いです。前半は特に眠いのなんのって。予告ではあんなに煽りまくってたくせ。ここらは監督の意図だと思うけど、何でこうしたのかはよくわからないや(・ω・`)
Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC
でもね、エンドロールに出てくるリストを見たら眠気が吹き飛びました。コレって、ボストンで起こった小さな事件じゃないんですよ。氷山の一角。エンドロールに出てくるリストは氷山の全体像。アレを見るとマジでビックリします。ゾッとしますよ、ホントに。
歪んだ村社会はどこにでもあります。そこで声を上げて追求できるかどうか。この映画の題材となった事件ですが、とても根が深く恐ろしいモノです。映画観たあとに調べたけど、かなりヤバイですね。うーん、宗教っておっかないなぁ((((;゚Д゚)))))))
Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC
ちょっと退屈な映画ですが、興味があればぜひ。デートとかにはオススメできないけど、こういう社会派映画も触れておくことも大事かと思うよ。