かりんとの日記

主に映画について、たまに戯言をダラリと書きます。

バンク・ジョブ

 こんにちは、かりんとです。昨日のブログに星をつけてくれた方、ありがとうございます。

 今日のお題の映画は『バンク・ジョブ』です。2008年に公開された映画。1971年にロンドンで実際に起こった銀行強盗事件をモデルにした映画です。

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 Netflixで観ました。ジェイソン・ステイサムが主演。監督は誰だっけ?『バンク・ジョブ』は直訳すれば「銀行のお仕事」ですが、ここでは「銀行強盗」の意味で取るべきでしょう。

 この映画、日本では上映されなかったとか。DVDスルーだと映画評論家の町山智浩が言ってました。でも、映画.comでは公開したと書かれています。ステイサムファンの要望で劇場公開したとか??

評価:☆☆☆☆☆(五段階評価中)

 超面白かったです。予告編にもあったけど、コレってホントに実話なの?

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 だいたい、こういう出来事があっただなんて、全く知らなかったです。それもそのはずで、この銀行強盗に関しては『D通告・国防機密報道禁止令』というのが政府から発令されまして。これは国家国防のため報道機関での扱いを禁止するという内容の通達です。戦時中には発令されたことがあるけど、こんな平時に発令されることはないんですよね。それだけ、国家としては隠しておきたかった事件なワケで。

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 じゃあ、どーやって映画にしたのか?銀行強盗に参加した者で、まだ生きている人を探してインタビューをして作ったそうです。つまり、予告編であった警察やMI5やマフィアの手から逃げ果せたのですよ。どーやって逃げ果せたかは映画を観てください。ホント、スゲー話だよなぁ。

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 この映画にマイケルXという人物が出てきます。予告編であった王女のエロ写真の持ち主です。マルコムXに影響を受けて黒人解放活動をしていた人物です。でも、あくまでそれは表向きであって、メインは麻薬を売ったり売春の斡旋をしたり武器の密売をしたりの活動でしたが。

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 で、そのマイケルXにジョン・レノンとオノ・ヨーコが支援してたんですよね。映画の序盤にチラッと出てきます。マルコムXのパチモンがいて、それを世界的に有名なアーティストが支援してたなんて。

 もうね、まさしく「事実は小説より奇なり」なんですよ。それを地で行く映画です。観ていて色々ビックリするよ。ステイサム好きじゃなくても、観てみてください。世の中って、こんな面白いことが本当に起こるんだねぇ(*´Д`)