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かりんとの日記

主に映画について、たまには戯言をダラリと書きます。

マリアンヌ

 こんにちは、かりんとです。

 今日のお題の映画は『マリアンヌ』です。2017年2月に公開された映画。現在も公開中ですが、ほとんどの地域で上映終了してしまいました。

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 ロバート・ゼメキス監督作品。コレを観に行くきっかけは、ゼメキスが監督と知ったからです。海外の監督で、ロバート・ゼメキスとアントワーン・フークワとスティーブン・スピルバーグとリドリー・スコットとウェス・アンダーソンとクエンティン・タランティーノとリュック・ベッソンとクリント・イーストウッドが監督の映画は、どんな内容なのかよくわからなくても可能な限り映画館で観ておきたいのです。こうやって並べると、結構多いなぁ(・ω・;)

 主演はブラピとマリオン・コティヤール。ブラピの作品はいくつも観ていますが、マリオンの方はあまり観ていないような。『インセプション』に出てたそうだけど、どこにいたっけ?美人だけど、よく知らない女優です。

評価:☆☆☆☆☆(五段階評価中)

 予想以上に面白かったです。実は、そこまで期待してなかったのですが。やっぱり、安定のゼメキスですね。

 ストーリー自体はそんなに難しくもなく。ナチス将校暗殺で合流した二人がスパイ活動のために夫婦のふりをしてたけど、暗殺終了後にホントに結婚しちゃいます。そしたらブラピの上官が「お前の女房はスパイなんじゃね?」と言い出して、それが本当かどうかを調べていくという。スパイ映画でやったことありそうな内容ですが。何か原作があるのかしら?

 この映画、二人の主演の演技に尽きると思います。ブラピもマリオンもいいんですよ。ホント、魅せてくれますね。

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(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 今までオレが観たブラピは、基本、粗野な男の役が多いような気がします。雑で乱暴、偏屈、時にはキチガイ。でもキレ者、みたいな。『マネーボール』や『フューリー』や『オーシャンズ』シリーズは、さっき挙げた要素の何かが入っているのですよ。机を激しく叩いたり、椅子を壁にブン投げたりして怒っていることが多いんじゃなくて?

 でも、今回の役はちょっと違います。静かな男。アタマも良くて冷静沈着。軍服もスーツもキチッと着こなします。デキる男のニオイが漂いまくりです。超カッコイイです。そんな彼が、後半で妻のマリオンにスパイ容疑がかかった時は怒りを露にします。今までの冷静なブラピが椅子を蹴り上げてブチ切れます。あのシーンは、ちょっとビックリしました。

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(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 次にマリオン・コティヤール。最初はブラピの妻という設定でスパイ活動をします。外で社交的に振る舞う顔、手練れのスパイとしてブラピと一緒に活動するときの顔、そして時折見せる弱さ。「夫婦らしくするために」とブラピをセックスに誘ったり、暗殺に使う銃の試し射ちにて安全装置が外れなくてブラピが手を貸そうとしてたのを邪険に振り払うシーンは、何だか強がっているように見えました。自分の気持ちを上手に現せてないの。そこらが可愛くも感じました。

 だからでしょうか?ブラピとの愛は本物なのか?それとも、あれもスパイ活動の一つなのか?彼女のいくつもの顔を観ているので、わからなくなってしまいます。「セックスを誘ってきたのはハニートラップが目的?」「銃に触らせたくないのは、あのときも何かを仕込んでいたのか?」などと勘繰ってしまいます。最後までどーなるのか、ずっとハラハラしていました。

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(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 あとね、面白かったのが第二次世界大戦中のロンドンの様子。ドイツからの爆撃を受けて苦戦してたのですが、そんなに悲壮感が漂うように撮ってなかったです。『この世界の片隅に』みたいな、戦争だからって悲しんでばかりじゃないというところをこの映画でも見れたのが面白かったです。

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(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 「視覚効果の魔術師」と言われるロバート・ゼメキス監督。全体的に絵が美しいです。ビックリするほど!というワケではないのですが、キレイな絵でしたね。やたら鏡が写っているシーンが多かった気がします。鏡を使っての緊張感がある場面もありましたし。

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(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 最後までしっかり楽しめた映画でした。文句といえば、後半にやたらゲロが出てきて汚ねぇなぁ、と思ったぐらいで。まぁ「ゲロが勢いよく出てくる映画は良い映画」と誰かが言ってた気もします。とにかくオススメですよ。もし上映している映画館を見つけたら、ぜひ観てください。