こんにちは、かりんとです。昨日のブログに星をつけてくれた方、ありがとうございます。
今日のお題の映画は『ジャンゴ 繋がれざる者』です。2013年に公開された映画。南北戦争直前のアメリカ南部を舞台にした、賞金稼ぎに助けられた黒人奴隷が生き別れた妻を取り戻す西部劇映画です。
映画館で観ました。何故か地元ではヨソよりも一ヶ月遅れて4月からの公開。何で遅れるの?
監督はクエンティン・タランティーノ。wikipediaを見てたら、日本での愛称は〝タラちゃん〟と書いていました。書いたの誰ですか?いい加減にしやがれ。
評価:☆☆☆☆☆(五段階評価中)
相変わらずのタランティーノが作る映画です。面白かったです。3時間近い上映時間も気にならなかったぐらいに。最後もスカッとする気持ちイイ終わり方です。
あらすじは、黒人奴隷として売られていくジャンゴが賞金稼ぎの歯医者に救出されて、同じく売られてしまったジャンゴの奥さんも救出しに行くお話です。その賞金稼ぎの歯医者をクリストフ・ヴァルツが演じています。
クリストフ・ヴァルツって、だいたいイヤなヤツの役が多いのですが、今回は完全な善玉。ベビーフェイスの役です。コレがカッコイイんですよ。
何がカッコイイかというと、無意味に殺しはしないのです。ちゃんと正当性を論じてから実行に移ります。目撃者にも説明をして納得をさせます。ここらのやり方が鮮やかというか。このキャラ、とてもいいね。憧れます(*´∀`)
あとね、レオナルド・ディカプリオ。ジャンゴの奥さんを買った白人。なかなかのイヤなヤツ役でした。ディカプリオのイヤなヤツぶりは本当にムカつきます。褒め言葉ですよ。
そして終盤のアクションシーン。ジャンゴが悪玉白人どもをバンバン殺っていきます。ここらもタランティーノらしいやりすぎなほどのブチ殺しがステキすぎです。
不満といえば、黒人奴隷への虐待の描き方かな?タランティーノだったら、もっとドギツイ虐待シーンを入れると思ったのですが。やりすぎなのもアレですが、もうちょっとカタルシスの〝溜め〟が欲しかったですね。
あとね、本当の悪がサミュエル・L・ジャクソンみたいなのですが、ここらがイマイチわかりづらかったです。たしかに憎たらしいヤツでしたが、もうちょっと憎たらし度が上がる何かが欲しいような。
黒人奴隷を題材にした映画って、フツーだったら重くて深い映画が多いけど、タランティーノが作るとなると完全にエンタメです。単純に楽しめる映画です。上映時間が長いのなんて気にならないですよ。オススメです!