こんにちは、かりんとです。7月2日のブログに星をつけてくれた方、ありがとうございます。
今日のお題の映画は『ハクソー・リッジ』です。2017年6月に公開された映画。第2次世界大戦の沖縄戦で75人の命を救った米軍衛生兵デズモンド・ドスの実話を映画化した作品です。
映画館で見ました。お客さんは少なめ。そして、お年寄りが多め。イチバン若いのはオレだったような気もします。
メル・ギブソン監督作品です。10年ぶりの監督作品、と注目されていますね。オレはメルギブの監督作品を見るの、初めてです。というか、俳優としてのメルギブの作品もあまり見ていないような。『マッド・マックス』シリーズと『リーサル・ウェポン』シリーズぐらい?『マッド・マックス』シリーズは繰り返し何度も見てるんだけどね。
マッドマックス(初回生産限定スペシャル・パッケージ) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2015/06/03
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (3件) を見る
主演はアンドリュー・ガーフィールド。そういや『沈黙 -サイレンス-』のときと同じく、今作でもキリスト教徒の役ですね。宗派は違いますが。それに神父じゃないし。似たような役を続けてやるとイメージが固定されそうだけど、大丈夫かしら?
(C)Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
実は、戦争映画って、あまり見たことないのですよ。見たことあるのは『プラトーン』と『フルメタル・ジャケット』ぐらいかな?『プライベート・ライアン』あたりから戦争描写が変わったと聞きました。リアルかつゴア描写がキツイと。あの映画を見ていないので、よくわかりませんが。
というか、ゴア描写は苦手なのですよ。ホラー映画とか、怖くて見れないタイプ。でも、今回の『ハクソー・リッジ』は『プライベート・ライアン』を超える凄まじい戦争描写と言われています。チケットを買うギリギリまで「やっぱり、見るのヤメておこうかな?」と悩んでいました。
評価:☆☆☆☆☆(五段階評価中)
凄かったです。凄い映画でした。凄まじい戦争描写でしたね。砲弾の音とかにビックリしましたよ。これは映画館で見るべき映画です。
思ったほど、ゴア描写は気にならなかったです。手足がもげたり胴体から内臓が飛び出た死体にウジやネズミが群がっているぐらいで。どうやらオレは、死体を見るのは平気なようです。生きている人間の手足がちぎれたり内臓が飛び出すシーンはイヤですが。痛い描写が苦手なんでしょうね。
(C)Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
物語は二部構成になっています。主人公デスモンド・ドスが沖縄に行くまでの話と行ってからの話、といった具合。第一次大戦でPTSDになったデズモンドのお父さんが良かったです。暴力的でぶっきらぼうな接し方しかできないけど、しっかり息子を愛している。アメリカでよくいそうなお父さんです。
(C)Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
軍隊に入ってからのデズモンドが、妙にニヤニヤしているのが気になりましたね。イラつくよりも、得体の知れない狂気を感じました。たぶん、軍にいる人達とは全く違う思考回路で動いているのでしょう。それを最終的には受け入れるアメリカの軍隊はとてつもなく懐が深いです。
(C)Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
そして、沖縄のハクソー・リッジでの戦い。あれが近代以降の戦争なのね。もう戦術もヘッタクレもないね。ただただ殺しあうだけ。その中で、デズモンドが自らの使命を見い出し命がけで実行する姿は、狂気を通り越して美しさを感じました。でも、やっぱり戦争はイヤだね。戦争は本当にしたくないですね。
(C)Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
これは見ておくべき映画でしょう。戦争の悲惨さもそうだし、生き様を貫くことの強さも見せつけられました。いい映画です。子供にも見せるべき映画でしょう。オレは超オススメですよ!