こんにちは、かりんとです。一昨日のブログに星を付けてくれた方々、ありがとうございます。
今日のお題の映画は『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』です。2015年に公開された映画。伝説のソウルミュージシャン、ジェームス・ブラウンの半生を映画化した作品です。
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自宅のHDDの中身を整理していたら、この映画がありまして。女房がスターチャンネルでやっていたのを撮っていたそうです。じゃあ、一緒に観てみようか、と。
ジェームス・ブラウンについて、あんまり詳しくはないです。『ファンクの帝王』とか『ファンキー・プレジデント』などと、いくつもの異名を持つソウル・ミュージックの大御所、というぐらいの知識しか。そういや、ファンク・ミュージックとソウル・ミュージックの違いは何だろう?(・ω・ )ゝ
初めてJBの名前を知ったのは『ロッキー4/炎の友情』ですね。アポロがドラゴとの戦う前の入場のときに、何かスゲー歌い方をするオッサンがいるなぁ、と驚きました。
その数年後、今度は日清のカップヌードルのCMで「ミソッパ!」と歌うJBが出ていまして。あそこで知った人も多いんじゃないかな?日清って、あああいうCMをときどき作るよね?ジャミロクワイで似たようなことをやってましたし。
こうやってJBに興味を持つ機会は何度かありましたが、CDを買い漁るほどハマったワケでもなく。スマンね、良さがわからなくて(´・ω・`)
監督はテイト・テイラー、主演はチャドウィック・ボーズマン。どちらも知らない人。黒人俳優さんは、すぐ見分けがつかなくなります。デンゼル・ワシントンとモーガン・フリーマンが同じ箱に入っています。ウィル・スミスとエディ・マーフィーとクリス・タッカーが同じ箱に入っています。映画好きとは思えない所業ですね(つ∀`)
評価:☆☆☆(五段階評価中)
JBに詳しくないとはいえ、あの人がメチャクチャだということぐらいは知っています。なので、冒頭からショットガンを持ってセミナー教室に殴り込んでくるシーンにも、そんなに驚かなかったです。えーと、たしかマリファナをヤって「オレの悪口を言う集会がある。」などとワケのわからないことを言ってたんじゃなかったっけ?
(C)Universal Pictures (C)D Stevens
物語は子供時代と大人時代が時折入り組んだりしながら進んでいきます。子供の頃はあんなに愛らしいのに、スーツを盗んで刑務所にブチ込まれるようになったのは何でだろう?刑務所で過ごしているときにゴスペルに出会ってから音楽の才能を開花させるようですが、ここらあたりから狂気の片鱗がチラチラ見えてきます。まぁ、天才とナントカは紙一重だし。
(C)Universal Pictures (C)D Stevens
たしかにJBは天才だったのでしょう。リズムのループでグルーヴを作っていくだなんて、フツーの人には絶対思いつかないですよ。JBの所属していたレコード会社の社長が「Aメロが繰り返されるばかりでサビが来ないじゃないか。」と文句を言っていましたが、まさしく若い頃のオレがJBを聴いたときの感想です。「何度も繰り返してウケを狙っている歌なの?」って感じでした。今になってようやくJBの良さがわかるようになってきた、ような気がします。たぶん。
(C)Universal Pictures (C)D Stevens
主演のチャドウィック・ボーズマンは、JBの姿形どころか歌い方や声まで寄せてきていましたね。アレは本当にスゴイと思います。あそこまでキッチリ寄せてこれるようになるまで、かなり努力したんじゃないかなぁ?
(C)Universal Pictures (C)D Stevens
あとね、ライブのシーンが素晴らしいです。とても迫力があります。丁寧に作り込んでいますね。JBをあまり聴かないオレでも「このライブはスゲェ!」と思っちゃいましたから。
(C)Universal Pictures (C)D Stevens
とにかく、JB好きなら必見ではないでしょうか?オレはJBにそんなに思い入れがないので星は三つ。正直、この映画のテーマが見えづらかったんだよね。そこがちょっと。もし、JBのファンだったら星五つ付けてたかもしれないけど。良い映画だと思いますよ。JBに興味のある方にはオススメです。