こんにちは、かりんとです。1月5日にブログに星をつけてくれた方、ありがとうございます。
今日のお題の映画は『キングスマン:ゴールデンサークル』です。2018年1月に公開された映画。マシュー・ヴォーン監督のイギリス製スパイアクション『キングスマン』の続編になります。
映画館で観ました。日曜日の朝一番の上映で観ましたが、どうみても小学校高学年〜中学生ぐらいのグループが何組かいました。これってR15+じゃなかったっけ?なのに『こどもキングスマン』という宣伝企画はどーなのかしら?子供に観せたいのか観せたくないのかハッキリしやがれ。
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
前作の『キングスマン』は極上の映画でした。宇多丸さんがムービーウォッチメンで「悪ふざけがすぎる」と言っていましたが、オレは「悪ふざけオールOK!」だと思いました。むしろ「いいぞ、もっとやれ!」でしょう。
監督は前作と同じマシュー・ヴォーン。 前作に引き続き、コリン・ファースとタロン・エガートンが出演。あと、チャニング・テイタムやハル・ベリーなど。正直、コリン・ファースが出ているのはかなりゲンナリです。理由は後ほど書きます。
評価:☆☆☆☆(五段階評価中)
とりあえず、前作は観ておいて方がいいです。観なくても楽しめますが、観ていた方がもっと楽しめます。
で、映画の感想。面白かったです。面白かったけど、前作ほどでは。アクションは素晴らしいのですがね。相変わらずのやりすぎ描写です。しかも前作よりも度を超えています。
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
アクション以外でもやりすぎな描写がいくつもありました。女房と一緒に観に行ったのですが、それらのシーンは露骨に嫌な顔をしていましたね。コンドームの場面や「ボナペティ!」の場面は、子供は観ちゃダメだろ。
それとね、今回エルトン・ジョンみたいなキャラがいるのですよ。ハッパ吸わせたりゲイネタでディスったりと、彼へのイジリっぷりが激しいので「どうせ、そっくりさんを用意したんだろ?」と思っていたら、まさかの本人でした。いいのかなぁ?まぁ、本人が文句言ってなきゃ問題ないんだろうけど。
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
不満な点がいくつかありまして。まず、前作のソフィア・ブテラに当たる魅力的なヴィランがいないこと。いや、ヴィランがいなくはないけど、右腕サイボーグのチンピラみたいなヤツなの。「サイボーグだから強い!」という設定のようだけど、あまりそうは見えません。アタマも悪そうだし。全然魅力的じゃないんです。
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
敵ボスが1950年代アメリカの良妻賢母みたいな女性なら、そのパートナーはジェームス・ディーンみたいな50年代っぽい若いイケメンにするとか?でも、タロン・エガートンとルックが被るか。じゃあ、クリストファー・リーヴのような良き夫風のイイ男を出して首から下はサイボーグという設定は?うん、コレは超絶不謹慎だね(´Д`;)
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イチバンの不満というか、オレが気にくわないのはコリン・ファースを生き返らせたこと。前作は、大切な師の想いを受け継いで若い世代が『キングスマン』として成長していく、という流れでエンディングを迎えたのですよ。なのに生き返らせてどーするの?
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
しかもね、生き返らせたコリン・ファースがしっかり活躍して、タロン・エガートンの見せ場が少ないような気がします。そういや、前作でキングスマン採用試験に合格したソフィー・クックソンも序盤で物語から退場させているし。「若い世代が伝統を受け継いでいく」というところが見たかったのに。
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
あとね、ステイツマンのウィスキー役のペドロ・パスカルの扱いがヒドイです。ちっとも仕事しないチャニング・テイタムやハル・ベリーよりも遥かに活躍しているのに、クレジットは後の方だし。何より、ラストはヒドイ目に遭わされているし。同情できるキャラなのに、あそこまでしなくても。いい顔のキャラなのにモッタイナイ(´-ω-`)
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
色々文句を書きましたが、相変わらず悪ふざけが過ぎるという部分はとても評価できます。続編を作ることが決まっているみたいで。次作はキングスマンとステイツマンとのコンビネーションを活かしたアクションが観たいなぁ。まぁ、前作『キングスマン』が好きな方は、フツーに楽しめると思います。マシュー・ヴォーン監督のやりすぎアクションが好きな方も。アクション好きにはオススメですよ(*´∀`)