こんにちは、かりんとです。一昨日のブログに星をつけてくれた方、ありがとうございます。読者になってくれた方、よろしくお願いします。
今日のお題の映画は『グランド・イリュージョン』です。2013年に公開された。マジックを駆使して瞬く間に大金を強奪する4人のマジシャンと、彼らを追い掛ける捜査官たちの攻防を描いた作品です。
映画館で観ました。監督はルイ・レテリエ。誰?と思って調べてみたら、『トランスポーター』の監督だとは。他にも『インクレディブル・ハルク』や『タイタンの戦い』も撮っています。どれも観たことがあります。どれも平均以上の面白さでした。
出てる俳優もまぁまぁ豪華。ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、モーガン・フリーマンなどなど。
原題は“NOW YOU SEE ME.”です。「よく見ててくださいね。」という意味合いかな?手品師がよく言うセリフですね。「タネも仕掛けもございません。」みたいな定番セリフ。タイトルに関しては、派手さを感じられる邦題のほうがイイと思います。
評価:☆☆☆☆(五段階評価中)
映画と手品って、食い合わせが悪いと思うんですよ。映画の中で手品をやられても、「うわっ、すっげー!」とはならないでしょ?だって映画だし。編集でどうにでもなるし。クリストファー・ノーラン監督の『プレステージ』のようにサスペンス要素が強い映画ならうまくいくと思うけど。
で、この作品では、手品をとにかく派手で大規模でゴージャスに見せてくれます。ここらはとても見応えがありました。見せ方そのものも上手だと思います。これは映画じゃないと味わえないリッチさでしょう。
(C)2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
ちょっと人物描写が薄いような気もしますが、そのおかげなのかゴチャゴチャややこしいことも考えずに単純に楽しめました。オチもなかなかビックリです。まさかモーガン・フリーマンがあんな目に遭わされるとは!そこがイチバン驚きましたね。
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楽しい映画でしたよ。ちなみに、これをすっ飛ばして続編の『~見破られたトリック』を先に観てしまうと、この作品の面白さが80%減になりますので注意してください。オープニングなんて、前作のネタバレそのものだし。
ついでにいうと、『~見破られたトリック』は前作と映画の流れがまるで違います。前作に遭ったスタイリッシュさが大幅に削られています。手品と科学の映画的表現の手法が、一言でいうとダサいんですよ。これは完全に監督の責任。なので続編はオススメできません。第一作目だけを観ることをオススメします(;´Д`)