こんにちは、かりんとです。
今日のお題の映画は『未来のミライ』です。2018年7月に公開された映画。『バケモノの子』や『おおかみこどもの雨と雪』などを手がけた細田守監督のオリジナル長編劇場用アニメーション最新作です。
映画館で観ました。夏休みに入ったせいか、子供連れのお客さんが多かったです。ちなみに、オレら夫婦には子供はいません。ただいま妊活中です。正直、子供なんて理屈の通じない人間未満の鬱陶しいヤツらだと思うことの多いオレなのですが、実際に子供が出来て親になったら子供が愛おしく感じるようになるのかなぁ?
細田守監督作品は『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』を観ていますね。『時をかける少女』は観てないです。大林宣彦監督の実写映画の方は何度か観ているんだけどね。
そういや、金曜ロードショーで『バケモノの子』をやってましたね。なのでネタバレで書きますが、人間の闇って一体何だったの?憎しみや妬みだったら、バケモノにもあるっぽくね?一郎彦がダークサイドに転んでクジラに変身しドッバンドッバン飛び跳ねるのは何か意味あるの?ただ派手な絵が欲しかっただけ?
細田守監督の映画って、滑らかなアニメーション表現は素晴らしいけど、シナリオに難があると思います。前半は面白いんだけど、後半は勢いで終わらせようとするからなぁ。観終わった後に「アレは何だったんだ??」と眉をしかめてしまうことが多いです。とりあえず、雄叫び一発気合いでGO!みたいな終わらせ方はもうヤメレ(;´Д`)
そんなこともあって、新作はもういいかな?と思っていました。評判も悪かったし。でも、せっかくの休みの日だからどっか連れていけ!と女房に言われて、何となく映画館に来て何となく観てしまった映画です。消極的選択です。
評価:☆☆☆☆(五段階評価中)
みんなが叩いているほど、悪くはないと思います。むしろ、オレは結構好き。いつもの細田守監督をもっとこじらせた感じがコレでしょう。宮崎駿監督のこじらせ方から比べたら可愛い方ですよ。
(C)2018 スタジオ地図
女房が「子供あるある、ですね。」と言っていました。女房は実家に戻った時に甥っ子を預かることがあるので、映画にあったシーンと似たような出来事がよくあるそうです。細田守監督にも幼い息子がいるそうですが、やはり自分の息子を観察して映画を作ったのでしょうかね?
(C)2018 スタジオ地図
くんちゃんのお父さんとお母さん、イマドキの夫婦って感じが強いです。細田守監督が好きそうなカップルです。そう、この映画って、細田守監督が「オレが好きなモノと今興味あるモノを全部ブチ込んでしまえ!」というノリで作ったんじゃね?そうでないと、あんなにシナリオがムチャクチャなままで突っ走らないと思います。
(C)2018 スタジオ地図
シナリオがムチャクチャなままなのを、オレは「全部くんちゃんの妄想だから。」で飲み込むようにしたので、そんなに気になりませんでした。四歳の子供があんな妄想ができるかどうかは置いといて。オレみたいな受け取り方をするのは少数派だろうなぁ。でないと、あんなにレビューが荒れたりはしないだろうし。
(C)2018 スタジオ地図
子供がいる人は楽しめるんじゃないかな?オレは子供を育ててみたくなりました。養子でもいいから、子供を育ててみたいね。映画館を出たら泣き叫ぶ子供が何人かいたけど、以前感じてたイライラは少なく、むしろ微笑ましい気持ちになっていました。大人向け、というか親向けの映画なのかもしれません。オレはそんなに悪い映画ではないと思いますよ。