かりんとの日記

主に映画について、たまに戯言をダラリと書きます。

ボヘミアン・ラプソディ

 こんにちは、かりんとです。10月23日のブログに星をつけてくれた方々、ありがとうございます。

 今日のお題の映画は『ボヘミアン・ラプソディ』です。2018年11月に公開された映画。世界的人気ロックバンド『クイーン』のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ映画です。

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www.foxmovies-jp.com

 映画館で観ました。10月27日に試写会がありまして。それに当選したので、仕事もサッサと切り上げて女房と観に行きました。お客さん、アラフィフのおっさんおばさんが多いかと思いきや、意外と若い人が多かったり。オレが現在45歳だけど、リアルタイムでフレディ・マーキュリーをギリギリ体感できたのがオレらあたりの年代までじゃなくて?

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 監督はブライアン・シンガー。『X-MEN』シリーズでも監督を務めています。主役のフレディ・マーキュリー役はラミ・マレック。って誰?『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』というTVドラマの主役だそうで。観たことないや。

mrrobot-tv.jp

 予告を見たところ、フレディの私生活について、かなり掘り下げた内容の映画に感じますが。どこまでやるんだろう?フレディが両刀使いで、どうしてHIVに感染したのかも赤裸々に描き出すのでしょうか?その辺りについて知ってはいるのですが、それを映像にされたらみんなドン引きだと思うんだけど。

評価:☆☆☆(五段階評価中)

 良かったですよ。心から恋人(女性)のことを愛しているのに、男性を求めてしまうことへの葛藤がうまく描写できていたんじゃないかと思います。フレディの揺れ動く性的欲求についてをどう描くかが、フレディの伝記ドラマのキモになると思ってましたし。

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(C)2018 Twentieth Century Fox

 大ヒット曲『ボヘミアン・ラプソディ』ができあがる過程や、その他の代表曲『ウィ・ウィル・ロック・ユー』がどうやってできたのかについても描かれていましたね。オレ的には映画『フラッシュ・ゴートン』のサントラを手がけることになった過程や制作秘話なんかも観たかったなぁ。そこらは配給元の20世紀フォックスが触れて欲しくない黒歴史なのでしょうか?

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 そして、終盤のライブエイドの再現シーン。あれは震えますね。まさしく圧巻です。女房は感動して涙が出たと行っていました。こればっかりは、映画館で味わってほしいシーンです。何度声が出そうになったのやら。何度拳を突き上げそうになったのやら。応援上映というか、声出し上映が絶対あると思いますし、あったら超行きたいです。

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 ここまで褒めておきながら、何で評価が高くないのかというと、フレディ役がね。彼がね、小さいんですよ。明らかに小さい。足も短い。キャスティングの際、ブライアン・メイが「フレディ役は白人では絶対ダメだ。」と言っていたそうですが、エジプト系のラミ・マレックが適役だったとは認めがたいです。歌だって、フレディのマスター音源を使ってたんだろ?フレディっぽい体型の役者にCGを被せたほうがよかったんじゃなくて?

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(C)2018 Twentieth Century Fox

 ラミ・マレックの演技には文句ないですよ。でもなぁ、見た目をもうちょっと似せるよう頑張って欲しかったなぁ。あの出っ歯も不自然だったし。明石家さんまのモノマネする芸人が付ける出っ歯みたいだっだよ。アレはやりすぎ。たしかにフレディは出っ歯なのがコンプレックスだったそうだけど、出っ歯エピソードはほんの少ししかなかったから、出っ歯アピールはなくてもよかったんじゃね?

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(C)2018 Twentieth Century Fox

 フレディ役について拒否反応が出なかったら、とっても楽しめる映画だと思います。オレは声出し上映じゃない限り、二回目を観ることはないかなぁ。これって、クイーンのことについて知らない人のほうが楽しめるかもしれません。まぁ、終盤のライブシーンは迫力満点でしたよ。興味のある方は、ぜひ映画館で観て欲しいですね。