かりんとの日記

主に映画について、たまに戯言をダラリと書きます。

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ

 こんにちは、かりんとです。

 今日のお題は『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』です。2018年11月に公開された映画。アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実をリアルに描いた『ボーダーライン』の続編になります。

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 楽天ShowTimeでレンタルして観ました。前作の『ボーダーライン』もこの連休中に観ましたよ。10連休中、仕事が休みの日は5日間あったけど、全ての日で映画を観ていたなぁ。

 前作『ボーダーライン』の監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。映画『メッセージ』や『ブレードランナー2049』の印象が強いせいか、SFばかり撮っているイメージがあったけど、それ以前はこういうのも撮っていたのね。まぁ、今作の『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』は監督が全然知らない人に変わっていますが。ドゥニ監督は『ブレードランナー2049』が既に入っていたので参加できなかったそうです。 

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 まずは前作の感想から。エミリー・ブラントがウザいです。たまにいるんですよ。仕事の全容がわからないと働きたくないとか言い出すヤツ。で、キチンと教えてやってもテメェのアタマで理解できなくて文句つけてくるだけでなく仕事の邪魔までしてくるバカ野郎。イヤならとっとと辞めやがれ!(#`ω´)

 部署ごとのやり方があるんだよ、従えよ。しかも相手が何者かわかっているの?あの街の惨状を見ておいて「法律が〜」とか何を考えているんだか。映画自体はとても良かったけど、終始エミリーがウザかったです。オレがベネチオ・デル・トロだったら、物語の中盤あたりで彼女の脳天に風穴が空いています。

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 そんなヘビィスモーカーでヤリマンのウザいエミリーが今作ではいません。いいことです。女子供はすっこんでろ。となると、今回は狼たちが暴れまわる男臭いアクションが堪能できる映画じゃないかな?と期待して観てみました。

評価:☆☆☆☆(五段階評価中)

 うーむ、前作よりか良かったですが。何か、複雑な気持ちになる映画でした。

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(C)2018 SOLDADO MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 監督が変わったけど、雰囲気はほとんど変わっていませんでした。ただ、物語のテイストはかなり違うような。

 えーと、先ほど「エミリーがウザい。」と書きました。前作ではきっと、ベネチオ・デル・トロもジョシュ・ブローリンもエミリーが超ウザかったハズです。そのエミリーの主張を無視したことがね、今作にて野郎二人にブーメランとなって返ってくるのです

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 そりゃあ、エミリーの言うこともわかります。でも、やっぱり目には目を、になってしまうんですよ。そりゃあ、暴力の連鎖を断ち切ろうと言うのもわかります。でも、やっぱり力でねじ伏せてやらないと気持ちが収まらないじゃないですか。古傷が疼くたびに辛い思い出が蘇る生き方なんてしたくないじゃないですか。誰だって、ベネチオみたいになってしまう素質はあるんですよ。

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 前作を観終わった後はエミリーへのイライラした気持ちが残りましたが、今作はベネチオやジョシュの行動に対してモヤモヤした気持ちは残りましたね。今作の二人は女子供に甘いなぁ。前作では容赦無く撃ち殺していたのに。うーん、もうお前らの好きにしろよ(´・ω・`)

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 この映画は前作を観ておくと、より楽しめますね。観てなくても楽しめるけど、前作を観ているからこそ考えさせられることがいくつもありまして。暴力の連鎖、または報復の連鎖かぁ。難しい問題だね。万人が納得できる答えを出すことは不可能な問いなのかも。