こんにちは、かりんとです。一昨日のブログに星をつけてくれた方、ありがとうございます。
今日のお題の映画は『エクソダス:神と王』です。2015年に公開された映画。旧約聖書の出エジプト記をもとにして、モーゼに率いられたヘブライ人がエジプトを脱出する過程を映画化した作品です。
映画館で見ました。監督はリドリー・スコット。リドリー・スコットが歴史モノを撮るのって珍しいなぁ、と思っていたら『グラディエーター』もそうだったね。見てないけど(´・ω・`)
出エジプト記の映画化といえば、チャールズ・ヘイストン主演の『十戒』という作品が思いつきます。若い時に見ましたね。でも、あまり記憶に残っていません。やたら長い映画だったのはよく覚えています。
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でも、今回のは『十戒』のリメイクというワケじゃないみたいです。あくまで出エジプト記の映画化、というだけで。
評価:☆☆☆(五段階評価中)
うーん、見応えはありました。この映画、簡単にいえば、最近流行りのリアル路線です。クリストファー・ノーラン監督がアメコミであるバットマンをリアリティに撮ったみたいな感じの。それの歴史版といったところでしょう。
(C)2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
神の仕業と言われる出来事は、自然界の偶然だったんじゃないか?という解釈を元に再現しています。海が割れるヤツも「実はこういうことだったんじゃね?」という具合に。出エジプト記は作り話ではなく、こういう事実をもとにしているんじゃないかな?と。
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でも、そういう流れで映画にしてしまったせいか、迫力がイマイチに。いや、映像美は素晴らしかったし、よく考えて丁寧に作っているとは思うのですがね。もっと派手派手なCGで神の奇跡をドッカンバッカン起こせばよかったのに。せっかくリドリー・スコットが撮るのだから、もっと露悪的に嫌らしく作ることができたんじゃないかなぁ?そういう出エジプト記が見たかったなぁ。
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あと、白人のクリスチャン・ベールがモーセを演じたのに批判が集まっていましたね。たしかに、モーセは白人じゃなかったけど、よく知らないアラブ系俳優を使ったらお前ら映画見に来ねぇだろ?もうこれは仕方がないよ。ビジネスですから。
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これはこれで楽しめると思うけど、オレは昔のヤツのほうが好きだなぁ。まぁ、『十戒』を知らない人は見ておいてもいいんじゃないかな?そんな感じの作品でした。