かりんとの日記

主に映画について、たまに戯言をダラリと書きます。

フューリー

 こんにちは、かりんとです。

 今日のお題の映画は『フューリー』です。2014年に公開された映画。1945年の第2次世界大戦下ヨーロッパ戦線を舞台にした戦争ドラマ映画です。

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 ブルーレイで見ました。これもソニーからの頂き物です。ソニーってこういう映像ソフトを配布したり電子書籍の購入に使えるポイントを配布したりと、意外と太っ腹なところがあると思うのですが。他のメーカーでもこーいうコトやっているのかな?

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 で、この映画、ブラピが主演の戦争映画です。監督はデビット・エアー。『フェイクシティ ある男のルール』や『エンド・オブ・ウォッチ』の監督です。どれも警官vsマフィアの映画。戦争映画は初めて撮るのではないでしょうか?

 この映画に出てくる戦車は本物の戦車だそうで。それも、今ある戦車を改造して昔っぽい戦車にしたのではなく、博物館にあった昔のヤツを動かして撮影しているのです。そのビンテージ戦車が動き回る姿に、ミリオタは大興奮だったそうな。オレはそっち系に興味がないモンで、全くわかりません(・ω・ )

評価:☆☆☆(五段階評価中)

 うん、そこそこ面白かったよ。迫力はありました。戦車がカッコよかったです。ただ、もう少し戦車が暴れまわるシーンが欲しかったなぁ。まぁ、実話をベースにしているそうなので、物語を膨らますのに制約があったかもしれません。

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(C)Norman Licensing, LLC 2014

 この映画、本物の戦車が動き回るところが売りなのに、その戦車バトルの作戦が稚拙なんですよ。

 例えば、ドイツ軍のティーガー戦車という、当時では最強と言われる戦車に対し、茂みから飛び出して真っ正面から挑むだなんてバカすぎです

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(C)Norman Licensing, LLC 2014

 敵は一台、こっちは三台と数は優位ですが、それでも味方の弾が当たらないよう気をつけながら三方から囲い込むように攻撃するのが基本でしょう。そりゃ味方の戦車が速攻でブチ壊されるさ。勝てただけでも超ラッキーと思わないと。

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(C)Norman Licensing, LLC 2014

 あとね、クロスロードの戦いで、動かない戦車に立てこもって敵を迎撃しているのに、弾薬が戦車の外に置いてあるから取ってこいって何だよ?アブネーじゃないか!この上官は大丈夫なの?ポカにもほどがあるよ!

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(C)Norman Licensing, LLC 2014

 まぁ、役者たちの演技もいいし、戦車が迫力あるし、いいところもたくさんあるけどあの頭の悪い戦術に結構引いてしまいましたね。オレはそーいうところ、すんごく気になるタイプです。「何やってんの?バカじゃねーの?」と冷め切ってしまうんですよ。特にティーガー戦車との戦いはなぁ。戦車戦における独特の戦術が見たかったのにヽ( `Д´)ノ

 ビンテージ戦車が気になる方は、ぜひ見ておいた方が。ただ、戦争映画としては、そこまで特筆するものはないかと。戦車とかブラピとか、何か引っかかる部分があればどーぞ。そうでないなら、そんなに勧められる映画ではないですね(´・_・`)