こんにちは、かりんとです。一昨日のブログに星をつけてくれた方、ありがとうございます。
今日のお題の映画は『シェイプ・オブ・ウォーター』です。2018年3月に公開された映画。米ソ冷戦下のアメリカを舞台に、声を出せない女性が不思議な生き物と心を通わせるファンタジーラブストーリーです。
映画館で観ました。しかも初日に。『15時17分、パリ行き』や『ブラックパンサー』が封切りされた日でもあります。しかも映画の日ではないですか。話題作が1100円で見れるじゃないですか。こんな日に映画を観ないだなんて、どうかしていると思います。
監督はギレルモ・デル・トロ。『パシフィック・リム』の監督。あの映画は最高です。でも、続編はかなり心配。監督も聞いたことのない人に変わっているし。そのせいか、予告を見る限り前作とかなりノリが違うような。やっぱり心配しかないです(´・ω・`)
話を戻します。『パソフィック・リム』にてロボと怪獣への愛を見せつけてくれたギレルモ・デル・トロ監督。よくわかっているオタクです。その良きオタクが怪物映画を作るのですから、期待値は高いです。
この映画に出てくる怪物ですが「不思議な生き物」という表現をしています。見た目は半魚人ですがね。ギレルモ・デル・トロ監督も、1954年に公開された映画『大アマゾンの半魚人』からインスパイアされたとも言ってたし。
『大アマゾンの半魚人』は怪物ホラー映画の金字塔と言われています。そこからインスパイアされてファンタジーラブストーリー?まぁ、よくわかっているオタクが作るのですから、ラブストーリー要素のあるウルトラQみたいな映画じゃないかと勝手に想像していたのですが。
評価:☆☆☆☆☆(五段階評価中)
ラブストーリーでした。しかも、ド直球の。誰だよ、ウルトラQみたいな映画って言った奴は?うん、先入観で判断してはダメですね…。
(C)2017 Twentieth Century Fox
映像も音楽も、とても美しく素晴らしかったです。もともと、こーいうファンタジー系の映画を得意としているみたいでして。この前に撮った『クリムゾン・ピーク』も美しいダークファンダジーだったし、2006年に公開された『パンズ・ラビリンス』ではアカデミー賞の撮影賞、美術賞、メイクアップ賞を獲っています。どちらの映画も観たことないし(;´Д`)
映像もさながら、オレは音楽の良さに驚きました。ホント、音楽がとてもいいんですよ。しかも、その音楽が映像に合わせるかのように美しく流れるの。ミュージカルを観ているような気分になります。歌って踊る場面はほとんどないのだけどね。
主演のサリー・ホーキンズも良かったですね。パンフレット等では「若くも美しくもない中年女性」という紹介のされ方でしたが、そんなことはないと思いました。プロポーションもいいし。オレはかなり好み。熟女ソープのベテラン人気嬢でいそうな感じです。
(C)2017 Twentieth Century Fox
ちょっと過激な表現が多かったですね。1962年の米ソ冷戦下のアメリカが舞台ですが、今の世相を反映した内容になっています。それを伝えるために過激な表現が必要だとしても、ボカシを入れなきゃいけないようなモノは必要なくね?それがなくても十分伝わると思うんだけど。過激な表現を減らしてレイティングを下げて少年少女たちにも観れるようにして欲しかったなぁ。
(C)2017 Twentieth Century Fox
あと、中南米のアマゾンから連れてきたという半魚人らしき怪物が、塩分が多く含まれた水でないとダメだとか海に逃がしてあげようとか、淡水魚なのか海水魚なのかどっちなんだよ!?とツッコミたくなったりも。
(C)2017 Twentieth Century Fox
まぁ、この映画の素晴らしさからすれば、先ほどあげたイチャモンも瑣末なことでありまして。アカデミー賞の作品賞を獲ったのも納得です。これは映画館で観るべきでしょう。できるだけ、音響環境の良い場所で観た方がいいでしょう。素晴らしい映画です。オススメです!