かりんとの日記

主に映画について、たまに戯言をダラリと書きます。

会話は納品

お久しぶりです、かりんとです。

 

雑記です。とりとめのない話。

 

先日、職場にいるベトナム人技能実習生が近所の教会で行なわれました。一応、自分が責任者なので参列。

 

その技能実習生はカトリックでして。結構ガチなヤツでした。2時間近くかかった気がする。

 

結婚式の終盤で、神父さんからお話がありました。ベトナム語ではなく日本語で。カタコトの日本語だったけど、とても丁寧で優しい語り口でした。

何かね、「素敵なプレゼントを受け取った」という気持ちになったんだよね。どんな話していたのか、もうすっかり忘れちゃったけど。

 

私の好きなコラムニストのジェーン・スーさんが『生活は踊る』という番組の相談のコーナーで「会話は納品」と言っていました。

www.tbsradio.jp

 

相談者は20代のミュージシャン。

「仕事の中での態度や言葉がキツイと言われる。本人には悪気はけれど、仕事上のパートナーからかなり真剣に指摘されて、パートナー解消の危機にも直面している。」という内容でした。

 

スーさんは、マイケル・ジャクソンを例に挙げ、

「This is it(ドキュメンタリー映画)をごらんなさいよ。いかに彼が丁寧に仕事をしているか。ライブで一緒にやる人に話しかけるとか、まあ、丁寧ですよ。やっぱりそういう人がトップに立つ。」 

マイケル・ジャクソン This Is It (字幕版)

マイケル・ジャクソン This Is It (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

「ミュージシャンが楽曲を作って納品するときには、どうやったら思いが伝わるか、
どうやったら聞いている人の感情を盛り上げられるか、考えているはず。会話も同じで、それくらい丁寧に相手を思って言葉を送らないといけない。」

 

ということから「会話は納品」ということに繋がっていくワケで。

 

それを聞いて思い出したのは、あのときの神父。彼の話し方はとても丁寧でした。伝えたいことをラッピングして両手を添えて渡してくれたんだな、と。

 

人に想いを伝えたいなら、まずは相手を思いやること。それを考えさせられた日でした。