かりんとの日記

主に映画について、たまに戯言をダラリと書きます。

パッセンジャー

 こんにちは、かりんとです。1月15日のブログに星をつけてくれた方々、ありがとうございます。

 今日のお題の映画は『パッセンジャー』です。2017年に公開された映画。航行中の宇宙船を舞台に、目的地到着前にコールドスリープから目覚めてしまった男女の壮絶な運命を描くSFロマンス映画です。

youtu.be

www.bd-dvd.sonypictures.jp

 Playstation Videoにてレンタルして観ました。順調にチャージを減らしてますよ。ちっともオススメできない動画配信サイトです(´・_・`)

 この映画、劇場公開時に観に行こうとしたけど、女房が「悲しいお話のようだから観に行きたくない。」と言って他の映画を観たがったので、それに付き合っているウチに公開終了に…。

 そしたら先日、女房がTSUTAYAでレンタルしてきたソフトの中にコレがありまして。「アレ?観たくないって言ってなかった?」と聞くと「そんなことないよ。前から興味があったの。さっき見たけど、とても面白かったわ。」と。どっちだよ。気まぐれすぎるよ(;´Д`)

 監督はモルテン・ティルドゥム。聞いたことのない監督。クリス・プラットとジェニファー・ローレンスが出演。というか、このストーリーだと映画『ゼロ・グラビティ』みたいに、演者が二人しかいないとか?

ゼロ・グラビティ [Blu-ray]

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評価:☆☆☆(五段階評価中)

 予告編で流れた内容以上のことが起こらない、極めてフツーの映画です。シナリオも斬新なように感じるけど、観終わったら意外とフツーな感じが。予告やキャッチコピーに「目覚めたのには理由がある」みたいに書いていますが、全くありません。なので、ミステリー要素も特になく。まぁ、ほどよい映画ですよ

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 お話の中盤で、クリス・プラットが「それはやったらダメでしょ!」というコトを実行してしまうのですが、そこに対しての問題提起は話が進んでいくにつれて違う問題と差し替えられてしまい、何だかうやむやになってしまいます

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 これさぁ、道徳的に「それはやったらダメでしょ!」という部分をもっと掘り下げた方が良かったと思うんだけど。ただ、ソレをやると映画が重たい雰囲気になっちゃうからねぇ。演者にクリス・プラットを選んだのは、彼の持つ陽性のキャラを使って重たさを避けるためだったんじゃなくて? ジェニファー・ローレンスの奔放さも、それに一役買っているのかも。

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 クリス・プラットがこの映画のインタビューで「目的地に着くまでの物語だ」と言っていました。映画の本質を突いたセリフだと思います。オレは「置かれた場所で咲く話」とも思いました。このセリフも、あながちハズレていないでしょ?

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 映像は本当にキレイでしたね。宇宙空間のシーンとか。あと、無重力プールのシーンとか。アレは映画館で観たかったなぁ。さぞ、迫力ある映像だったでしょう。やっぱり映画は映画館で観るべきですね。

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 まぁ、ほどよく楽しめる映画です。考えさせられる部分もありますので、一緒に観た相手とソレについて話し合うのも楽しいかも。それこそ、映画館でコレを観た後に、近くにいる気になる異性に「さっきの映画のアレってどう思います?」と声をかけるにはピッタリの映画かも。うん、やっぱり映画館には行くべきでしょう。何だかおかしなオチになっちゃったなぁ(´・_・`)