こんにちは、かりんとです。5月28日のブログに星を付けてくれた方、ありがとうございます。
今日のお題の映画は『ウルヴァリン:SAMURAI』です。2013年に公開された映画。映画『X-MEN』シリーズの人気キャラ、ウルヴァリンを主人公とした2作目のスピンオフ作品です。
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Playstation storeでレンタルして観ました。チャージしていた金額が200円ちょいになりましたので、このサイトからはオサラバします。だって、ココは音飛びが多いモン(・ω・`)
同じマーベル映画でもアベンジャーズシリーズはちゃんとチェックしていますが、X-MENシリーズはおざなりになっています。オレ的に、X-MENシリーズはあんまり好きじゃないの。シリーズの1から3まで観ましたが、1と2はハゲが操られてみんなが困る話でした。3はハゲが余計なことをしたからこうなったという話でした。オレにとってのX-MENシリーズは「ハゲが迷惑をかける話」という認識しかなかったです。
三部作を観てからしばらくして、X-MENが好きな女房の勧めで『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』を観ました。この映画は、兄弟ってケンカするほど仲がいいという話でした。ヒゲモジャ兄弟のイチャイチャを見せられて、ライアン・レイノルズの扱いの酷さも見せられる。正直、何を伝えたいのかよくわからない映画でした。
その次の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』は面白かったですね。若い頃のプロフェッサーXとマグニートの仲良しっぷりが良かったです。物語のテンポもよかったし。後から知ったのですが、マシュー・ヴォーンが監督やっていたのですね。R15指定作品じゃなくてもしっかりと撮れる監督なのですね。
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『ウルヴァリン:SAMURAI』の話に戻します。主演は当然ながらヒュー・ジャックマン。監督はジェームズ・マンゴールド。知らない監督です。彼の監督作品『3時10分、決断の時とき』がすごくイイと聞きました。西部劇だそうですが。もしかして、結構有名な監督??
この映画を観ようと思ったのは、もう少ししたら『デットプール2』が公開されるから。前回もX-MENネタがいくつかあったので、今までの作品をできるだけチェックしておいた方が楽しめるんじゃないかな?と思いまして。
評価:☆☆☆☆(五段階評価中)
なかなか楽しめましたよ。結構好きかもしれないです。映画全体に漂うシリアスな雰囲気もいいですし。激しいアクションもありますし。
(C)2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
でもね、この映画、ツッコミどころが多すぎるのですよ。それを大真面目にやっているのです。完全に狙っているでしょ?
物語は、第二次大戦中の日本から始まります。ウルヴァリンが日本兵に捕まって閉じ込められているのですが、あんな凶暴なウルヴァリンをどーやって捕まえたの?捕まえたのは誰ですか?名乗り出なさい!!
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そこから時間は現代に移り、大戦中に助けた日本人に呼び出しされます。「ああ、そんなことあったね。」みたいなことをウルヴァリンは言いますが、アンタはスリーマイル島原子力発電所事故の頃にアダマンチウムの弾でアタマを撃たれて記憶喪失じゃなかったっけ?
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日本に着いて連れて行かれたお屋敷では、やたらアクロバティクな剣道を見せられた後、お風呂に入れられてババア二人にデッキブラシで擦り上げられます。「おもてなしの国、ニッポン」でコレが日常茶飯事に行われていると思われたら、たまったモンじゃないです。
(C)2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
この後、全く忍ぶ気の無い忍者や、走行している新幹線の外で風圧に耐えながらウルヴァリンと互角に戦うヤクザなど、面白要素満載のアクションも見せてくれます。ここらを「間違った日本文化の解釈」と言ってはいけません。ハリウッド流の味付けとして楽しむべきです。
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間違っているのは季節感でしたね。長崎では明らかに夏っぽいのに、最終バトルの場所では雪が降っていたし。たしかに日本は縦に長い国土だけど、そこまで極端な気候の差はないよ。
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たくさんのツッコミどころを挙げましたが、これらを「日本について勘違いしすぎのふざけた映画だ!」と憤りを感じたら負けです。ここはすべてを受け入れて楽しまないと。先ほど書いたように、ハリウッド流の味付けなんですよ。大真面目に、そして確実に笑いを取ろうとしています。映画の舞台と同じ日本に住む私たちがしっかりと受け止めてあげないと。
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とても楽しく観ることができました。でも、しばらく日本を舞台にするのはやめてください。日本に旅行に来る外国人の方々が勘違いしそうなので。面白い映画でしたよ。オススメです。