かりんとの日記

主に映画について、たまには戯言をダラリと書きます。

最低で最高のサリー

 こんにちは、かりんとです。一昨日のブログに星を付けてくれた方、ありがとうございます。

 今日のお題の映画は『最低で最高のサリー』です。日本では劇場公開されなかった、いわゆるDVDスルーされた映画です。『(500)日のサマー』のスタジオが贈る青春ラブストーリーです。

youtu.be

最低で最高のサリー [Blu-ray]

最低で最高のサリー [Blu-ray]

 

 ブルーレイを購入して観ました。『(500)日のサマー』を観た後に、同じスタジオが作った恋愛映画と知って購入。そのまま放置プレイでしたが、先日やっとこさ観ました。

 『(500)日のサマー』は本当に素晴らしい映画です。心に刺さる作品でした。トムと同じ過ちをオレもしていた時期がありましたから。あの頃のことを思い出すたびに、自分の「イタさ」に身悶えしてしまいます(ノ∀`)

ichiyos11.hateblo.jp

 『最低で最高のサリー』の話に戻しましょう。監督はギャビン・ウィーゼン。主演はフレディ・ハイモア、エマ・ロバーツ。どれも聞いたことのない名前です。あ、エマ・ロバーツはジュリア・ロバーツの姪なんだって。口元がジュリア・ロバーツに似ているような気も。

f:id:ichiyos11:20170815211922j:plain

評価:☆☆☆☆(五段階評価中)

 うん、いい映画でしたね。『(500)日のサマー』みたいに女の子に振り回される男の子の話かと思っていたけど、違いました。どちらかといえば、男の子のほうが面倒なヤツです

 男の子の名はジョージ。彼は人生に希望が見いだせず、勉強も無意味に感じると屁理屈つけて学校からの課題に手を付けません。おかげで退学処分になりかけています。さっさと勉強しやがれ。

f:id:ichiyos11:20170815232803j:plain

(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX

 女の子の名はサリー。ある日、ジョージは学校の屋上で彼女の校則違反をかばったことをきっかけに、親しくなっていきます。いわゆる、ボーイミーツガールな展開でして。

f:id:ichiyos11:20170815232903j:plain

(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX

 男の子が女の子に出会って恋がはじまるまでのお話です。「恋が実る」とか「恋が終わる」とか、そこまでは行ってないんですよ。あくまで「はじまる」までのお話なのです。

 二人の親しくなっていく様子は、お互いが手探りしながら少しずつ、という感じ。「オレってあの娘のこと、好きなのかなぁ?」「私ってあの人のこと、好きなのかなぁ?」と自分の気持ちに戸惑っているようにも見えました。

f:id:ichiyos11:20170815233041j:plain

(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX

 他の人から「君たち、付き合っているの?」と聞かれても、ジョージもサリーも「いや、友達だよ。」と答えてしまいます。お互い好意を持っているんだけどね。「好き」という気持ちを言葉にすることに怯えているような。でも、相手からその言葉を言ってもらいたくてウズウズしているのです。

 それがMAXに達したのがバレンタインのデートのとき。相手が自分のことを好きだとわかっているのに、自意識が邪魔をしてしまい、お互いがマウントを取り合おうとしてケンカ別れしてしまいます。そりゃそうだよ。素直に「好き」と言えばいいのに「経験少ないでしょ?セックスしない?」なんて言ったらそりゃ怒るわな

f:id:ichiyos11:20170815233231j:plain

(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX

 そこから二人に色々あって、お互いが自分の気持ちに素直になり、想いを確かめ合おうとします。ここでやっと、恋のスタート地点にたどり着いたワケで。二人はとても穏やかな顔をしていました。きっと自分の気持ちに素直になる強さと、他人を受け入れる優しさが芽生えたのだと思います。

 この映画の原題は〝The Art Of Getting By〟です。これをどう訳したら『最低で最高のサリー』になるのでしょうか?別にサリーはジョージに酷いことはしてないですよ。思わせぶりな態度をとりながらも「友達だ。」と言ってしまうのは自分の素直になれなかっただけで。ジョージがサリーに「君はサディストで尻軽女だ。」と言ったのを真に受けてタイトルを決めたのかしら?アレは冗談だと言ってたじゃん。ちゃんと映画を観ろよ

f:id:ichiyos11:20170815233411j:plain

(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX

 『(500)日のサマー』のような恋愛映画とはちょっと違います。ゆっくりとしたペースで話が進んでいくので、退屈に感じてしまう人もいるかも。でもサ、お互いがなかなか素直になれない様子は、大人の恋でもありますよね?うん、いいモノを見せてもらいました。興味のある方は、ぜひ。