こんにちは、かりんとです。
今日のお題の映画は『はじまりのみち』です。2013年に公開された映画。松竹による、木下恵介生誕100周年記念プロジェクトの一つです。
映画館で観ました。先述した、木下恵介生誕100周年記念映画です。木下恵介監督作品って、二十四の瞳ぐらいしか観たことないですね。
どんな話だったっけ?子供の頃に学校の授業で観たことがあるようなないような。そんなに面白くなかった気がします(・ω・`)
で、その映画監督・木下恵介の生誕100周年記念映画の監督は原恵一。劇場版クレヨンしんちゃんなどのアニメを手掛けたことのある人です。
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それも観たことないです。原恵一監督のクレしんは激泣きするというウワサを聞きましたが。そんなにスゴイの??
木下恵介もロクに知らず、原恵一にも興味がないのに何故観に行ったのかというと、宮崎あおいに釣られて。予告の宮崎あおいが可愛いじゃないですか。でも、お話に全く絡まなかったです。
(C)2013「はじまりのみち」製作委員会
ああ、それと田中裕子。田中裕子については、後ほど書きます。
評価:☆☆☆☆(五段階評価中)
作品の感想の前に。入っているお客さん、ジイサンバアサンが多かったです。オレよりも年下はいなかったような。木下恵介監督映画をリアルタイムで観た人達でしょうか?そうでもないと興味が湧かないでしょうね。
そんな中で観たこの映画の感想。泣けます。何故か泣けます。もう観客のお年寄りたちもボロボロ泣いていましたよ。鼻をすする音も聞こえてきました。
(C)2013「はじまりのみち」製作委員会
そのね、病床の母をリヤカーに積んで疎開のため山越えするだけの話なんですよ。そんなに大きな話じゃないです。小さい話です。ミニマムな出来事ですよ。それなのに、何気のないところで泣かされます。
きっと、原恵一監督の演出が上手いんだろうね。あと、俳優の演技の素晴らしさも。お母さんスイッチの入った田中裕子の素晴らしさはハンパないです。そういや二十四の瞳にリメイク版の先生役は田中裕子だったような。こういうところに接点を設けていたのね。
(C)2013「はじまりのみち」製作委員会
実は、田中裕子が大好きなんですよ。ああいう顔が好きなんです。可愛い顔して、沢田研二を略奪婚するぐらいの肉食系ですけどね。若い時の田中裕子の写真を貼っておきます。すんごく可愛くない?
メリットのCMやサントリーウィスキーのCMにも出てましたね。あの頃と比べたら、すっかりおばあちゃんですが。でも、オレはまだイケますね。恋は遠い日の花火じゃないですよ。って、何のコト??(・ω・ )
いくつか文句もあります。劇中で木下恵介監督作品を挿入している場面があるけど、それが長いです。中盤のヤツはまだいいけど、終盤のはちょっと長すぎ。いくつもの作品を繋げて流すんですよ。それがどうにもダラダラ流しているだけに感じて。どうしても必要だったとしても、もう少しうまくまとめられなかったのかと。
あとね、主人公の木下恵介がいじけすぎ。面倒くさいヤツです。自分の作りたい映画が作れないのは仕方がないじゃん。ああいう時代だし。青臭すぎるんですよ。少なくとも、いいヤツではないです。応援してくれているお兄さんにも、もっと感謝すべきです。
(C)2013「はじまりのみち」製作委員会
まぁ、気になったのはそのくらいで。泣けますよ。ホントに。何でだろう?いい映画です。オススメですよ(*´▽`)